「名古屋で住んではいけない地域はある？」
「住んではいけない理由はなに？」

名古屋は日本三大都市の1つで、県内外問わず引越し先として選ぶ人が多い地域です。日本最大の工業地帯である「中京工業地帯」があり、全国的な製造業の本社が集結しているからです。

しかし、名古屋はガラが悪い、どこに住んでも治安が悪そう…など不安に感じる人もいます。ネット上では、暴走族がいて夜中もうるさいという声もあるほどです。

当記事では、名古屋で住んではいけない地域を徹底解説します！家賃相場・治安・交通の便・災害リスクなどジャンル別に住んではいけない地域を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

住んではいけない地域の定義とは？

ライフスタイルに合わない地域

ライフスタイルに合ってない地域は、住んではいけません。住み心地が悪い・ストレスが溜まるなどで後悔する可能性が高いからです。

とくに長期間住み続ける予定がある人は、立地や物件だけではなく周辺環境をくまなく確認しておくべきです。

治安が悪くて嫌がる人が多い地域

治安が悪くて、万人が嫌がるようなエリアも住んではいけません。犯罪に巻き込まれる可能性が高い、昼夜問わずうるさい、街並みが汚いなどの理由があるからです。

女性の一人暮らしや子育て世帯の人は、繁華街や主要駅付近などの治安面で不安を覚える地域は避けましょう。

家賃相場と収入が見合っていない地域

長く住むうえで、家賃と収入のバランスも重要です。収入が低いのに、高級住宅街などの家賃相場が高い地域に住んでしまうと、毎月の支払いが厳しくなります。

また、相場が高い地域ほど、安い物件が少ないで。木造・築古・3点ユニットバスであっても、自分の想像よりも家賃が高いケースが多いです。

自然災害のリスクが高い地域

洪水・内水氾濫・高潮・地震など、自然災害のリスクが高い地域は基本的に住んではいけません。台風や地震の時に、命に係わる可能性が高いからです。

名古屋市では、災害別にハザードマップを公開しています。住む場所を決める前に、1度目を通しておくと良いです。

自分で調べるのが面倒なら不動産屋にお願いすると良い

自分のライフスタイル的に住んでは行けない地域を調べるのが面倒なら、不動産屋にお願いすると良いです。不動産屋は住まいのプロなので、的確なアドバイスをもらえます。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」なら、街の住みやすさに詳しいスタッフが多数在籍しています。地元民ならではの視点で、住み心地を伝えます。

業者専用のデータベース「ATBB」を使っているので、ほかの不動産屋が掲載している物件もまとめて提案可能です！LINEでやりとりするので、気軽に使えて便利です。

家賃相場が高くで住んではいけない地域

出典：全国宅地建物取引業協会「家賃相場：愛知県(2023年7月)」

家賃や生活コストを抑えたい人は、相場が高い「東区」「中区」には住んではいけません。

東区：市内で最も家賃相場が高い地域

東区は名古屋市の中心部に位置しているエリアで、名古屋城の東側に広がる城下町です。文化財保護地域ということもあり、家賃相場が名古屋市内で最も高い地域です。

観光地でもあり物価自体が高めなので、生活コストを抑えたい人には不向きです。

中区：利便性が良いが家賃相場が高い地域

中区も、東区同様に名古屋城のふもとの城下町です。市役所や法務局などの行政施設が集まっているうえ、名古屋屈指の繁華街である「栄」があります。

ビジネス街と観光地の顔が強いので、どの間取りも家賃相場が高いです。栄付近は治安がかなり悪いので、世帯問わず住んではいけない地域と言えます。

治安が悪くて住んではいけない地域

出典：愛知県警　令和4年度の犯罪認知件数

愛知県警が公表する令和4年度の犯罪認知件数をまとめた結果、治安面を気にする人は「中区」「中村区」に住んではいけません。

市中区：繁華街「栄」を中心に犯罪が多い地域

中区は、名古屋市最大級の繁華街である「栄」がある地域です。犯罪認知件数がダントツで多いうえ、凶悪犯・粗暴犯も他と比べ物にならないくらい発生しています。

治安を少しでも気にする人は、栄に住んではいけません。住む場所ではなく、あくまでも観光地・飲み屋街と認識しましょう。用事がない限りは行かないほうが良いです。

市中村区：名古屋駅があり人が多く集まる地域

中村区は、ターミナル駅である名古屋駅がある地域です。人が多く集まる分、犯罪認知件数も増えます。とくに粗暴事件が、中区について多いエリアです。

「中村公園近く」「本陣駅」「中村日赤駅」近くも、ガラが悪い人が集まるエリアとして有名です。風俗街や競輪場があるからです。

交通の便が悪いので住んではいけない地域

※残りの区は全て0%のため省略

名古屋市が公表する「令和4年度 第61回 市政世論調査」によると、交通の便が悪いと言われている地域は「中川区」「守山区」です。

中川区：JR駅が少なく移動がやや不便

中川区内は、JR駅が2駅しかありません。その他は市営地下鉄や名古屋臨海高速鉄道の駅です。そのため、電車移動が不便と感じる人が多いです。

ちょっとした買い物であれば区内巡回バスがありますが、休日の遠出は車があったほうが良いです。ただし、治安がそこそこ良い閑静な住宅街なので、交通アクセスを重視しないならアリです。

守山区：市内で唯一地下鉄駅がない地域

守山区は山間部を開発してできた住宅街です。JR駅は新守山駅のみで、あとは名鉄の路線です。名古屋市内で唯一地下鉄駅がない地域なので、地元民でも移動に不便と感じます。

基本的に車社会の地域なので、徒歩や電車で移動する人にはおすすめできません。世論調査でも、何度も交通の便が悪い地域として名前が上がるほどです。

住環境が微妙なので住んではいけない地域

※残りの区は全て0%のため省略

名古屋市が公表する「令和4年度 第61回 市政世論調査」によると、住環境に問題があって住みにくいと言われる地域は「中村区」「千種区」「港区」です。

中村区：住む場所よりオフィス街

中村区は名古屋駅があるエリアです。住む場所と言うよりはオフィス街としての色が強く、住環境が悪いと言われやすいです。

家賃相場が高い・治安が悪い・駅周辺の人が多い・旅行客で平日休日問わず混んでいるなど、様々な要因で住みづらいです。

千種区：セレブ以外は住みづらいと感じる

千種区は、名古屋屈指の高級住宅街です。名古屋大学があり文教地区とも呼ばれ、教育熱心な子育て世帯にも人気があります。

ただし「今池エリア」と呼ばれる繁華街もあることから、治安・住環境ともに悪いと言われます。千種区はセレブ以外はおすすめできません。

名港区：観光地なので住環境が悪いと言われがち

港区は名前の通り国際貿易港「名古屋港」がある地域です。名古屋港水族館」「名古屋海洋博物館」「ポートメッセなごや」「レゴランド」などがある、観光地として有名です。

昔から名古屋に住んでいる人でも、港区は観光地だから住む街と言う認識のほうが強いです。道路の込み具合も酷く、車持ちでも住みづらいです。

災害リスクがあるので住んではいけない地域

参照：なごやハザードマップ防災ガイドブック

名古屋市のハザードマップを基に、災害別のリスクが高い地域をまとめました。結果「港区」「中川区」は災害リスクが高いです。

港区：海抜ゼロメートル地帯が多いうえ地盤が弱い

港区は、海側に面した地域です。海抜ゼロメートル地帯が多いうえ、地盤が弱いので水害や液状化リスクが高いです。

名古屋市が公表するハザードマップでも、水害に関しては危険度MAXの赤色がついています。5階以下の低層階の物件に住む予定なら、港区は避けたほうが良いです。

中川区：中川運河が近く水害が多い地域

中川区は、中川運河が近いので水害が心配される地域です。港区同様に、海抜ゼロメートル地帯が多いです。津波が中川運河・庄内川・新川を逆流しやすいと言われています。

台風の時期は洪水被害も多く、頻繁に避難指示が出されます。名古屋市に住む予定であれば、中川区はやめておいた方が良いです。

名古屋で住んではいけない地域まとめ

名古屋で住んではいけない地域をまとめました。「中区」「中村区」など、2つ以上当てはまる地域に住もうとしている人は要注意です。

自分は大丈夫と思っても、住んでから後悔する人が多いです。今一度、ライフスタイル・収入などを見直し、本当に自分に合っているか確かめたほうが良いです。

以下の、名古屋に住んだことがある男女150名に聞いた、住みたくない街ランキングの記事も合わせて参考にしてください。

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名古屋で住みやすい地域はどこ？

一人暮らしにおすすめの地域

名古屋市天白区：市内で最も新しい新興住宅で穴場

天白区は、16区内で最も新しい新興住宅です。ファミリーに人気ですが、一人暮らしの間取りの家賃相場が低く穴場の街と言えます。

交通アクセスも良く、電車で市内の中心部や豊田市方面にも移動しやすいです。大学が追い文教地区でもあるので、学生にも人気の街です。

名古屋市瑞穂区：文教地区で治安が良い割に家賃相場がやや低い

瑞穂区は、住環境・治安・交通アクセスのバランスが良く住みやすい街です。利便性を考えると、家賃相場がやや低く狙い目です。

犯罪認知件数がほぼ毎年1位に輝くほど少ないので、女性の一人暮らしにもおすすめです。都心部に近い街に住みたいけど、落ち着いて暮らしたい人向きです。

子育て世帯におすすめの地域

名古屋市緑区：治安が抜群に良い自然豊かな地域

緑区は、16区で最も人口が多い街です。犯罪認知件数を人口で割った、1人あたりの犯罪発生率で算出すると、市内で最も確率が低くなります。

ゆるやかな丘陵地で形成されている、自然豊かな街でもあります。区内で大きな公園が複数あり、子どもを遊ばせる場所にも困りません。

名古屋市名東区：リニモ開通に伴い再開発された地域

名東区は、リニアモーターカー(リニモ)開通に伴い再開発された地域です。交通アクセスが良い割に家賃相場が低めなので、ファミリーや転勤族に人気です。

区独自の子育て支援が充実していることから、若い子育て世帯が増えています。区内にある藤が丘駅は「本当に住みやすい街大賞in東海」で上位に入選しているほどです。

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