ロフト付き物件はやめとけって本当?はしごはやっぱり邪魔?
「ロフト付き物件はやめとけって本当?」
「部屋にはしごがあると邪魔?」
一人暮らし向けのアパートにはロフトが付いていることが多いです。趣味部屋や寝室など、様々な使い方ができて便利です。
しかし、ロフト付き物件にはデメリットがあります。安易に住むと「こんなはずじゃなかった」と後悔することも…。
そこで当記事では、ロフト付き物件がやめとけと言われる理由について解説しています。ロフトがいるか、いらないかで迷っている人は参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。お部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
目次
ロフト付き物件はやめとけと言う人は多い
- ・夏は凄まじい暑さになる
- ・なにかと面倒くさいことが多い
- ・上の階からの騒音が聞こえやすい
- ・はしごが邪魔と感じる
- ・ロフト部分が狭い
夏は凄まじい暑さになる
夏はロフト部分が凄まじい暑さになります。ロフト部分より下にエアコンが付いていることが多く、冷気がほとんど届かないからです。
暖かい空気は上、冷たい空気は下に溜まるという性質も相まって、なかなか温度が下がりません。特に最上階は屋根が受ける直射日光が伝わるため熱がこもりやすいです。
なにかと面倒くさいことが多い
はしごの上り下り
ロフトに行くには、はしごや階段の上り下りがあります。普通の部屋なら発生しない運動をする必要があり、面倒に感じる人は多いです。細いはしごだと足を踏み外して落ちる危険もあります。
掃除やメンテナンス
ロフト部分の高さは1.4m以下と決められており、常に中腰状態になる人が多いです。腰が痛くなりやすく掃除するのも一苦労です。
ロフト付き物件は天井が高く、自分では手が届かない場合もあります。蛍光灯や電球など、LED以外の照明は頻繁に交換が必要になるので注意しましょう。
上の階からの騒音が聞こえやすい
ロフト部分は天井に近く、上の階の足音が聞こえやすいです。
ロフト付き物件が遮音性の低い木造で建てられていることが多いのも原因の1つです。足音だけでなく、隣のテレビの音や話し声など生活音が聞こえてきます。
はしごが邪魔と感じる
ロフト付き物件のはしごは、固定されているタイプと使わないときは取り外しできるタイプがあります。
固定されていると動かせないので、その分場所を取り邪魔に感じます。取り外しできるタイプでも、使う度に出すのは面倒なので大抵の人はそのままです。
どうしてもデッドスペースが生まれるため、もったいないと感じるかもしれません。
ロフト部分が狭い
内見時はロフト部分に物がないため広く感じますが、実際に使ってみると狭いと感じます。背が高い人は座っても天井が近く、油断すると頭をぶつける可能性が高いです。
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ロフト付き物件に住むメリットもある
- ・家賃が安い
- ・居室とロフトでスペースが使い分け可能
- ・開放感が感じられる
家賃が安い
ロフト付き物件は似たような間取りの物件と比べると家賃が安いです。建設コストが安い木造で建てられていることが多いからです。
一般的に居室が広くなるほど家賃は高くなります。しかし、ロフト部分は建築基準法で居室として認められておらず、面積としてカウントされないのも理由の1つです。
居室とロフトでスペースが使い分け可能
ロフト付き物件は1Kやワンルームでも2部屋あるかのように使えます。ロフト部分を仕事部屋にすることでオンオフを切り替えたり、他人には見られたくない寝室を作ったりなど自由自在です。
ロフトに行くには、はしごを使うしかないため来客が勝手に上がる可能性は少ないです。見られたくないものを隠しておくスペースとしてもおすすめです。
開放感が感じられる
ロフト付き部件は一般的な部屋より約2倍天井が高く、開放感が感じられます。部屋の中にはしごや階段があり、デザイナーズ物件のようなオシャレな雰囲気に見えるのもポイントです。
ロフトがいらない人の特徴
荷物が少ない人はロフトはいらない可能性が高い
- ・荷物が少ない
- ・極度の暑がり
- ・高いところが苦手
- ・掃除に手間をかけたくない
- ・騒音が気になる
ロフト部分は物置として使う人が多いです。荷物が少なければ備え付けのクローゼットで事足りるため、ロフトはいらない可能性が高いです。
暑さや高いところが苦手な人は、ロフトを活用できず余らせるでしょう。
スペースを使い分けたい人はロフト付き物件が便利
- ・ワークスペースや趣味の部屋がほしい
- ・備え付けのクローゼットだけでは収納が不安
- ・家賃はできる限り抑えたい
- ・敷き布団を使う予定(ベッドを買わない)
- ・オシャレな部屋に憧れている
ワークスペースや趣味部屋など、明確な使用目的があるならロフト付き物件はアリです。荷物が多くて備え付けのクローゼットだけでは足りないという人にも向いています。
ロフトがいるか・いらないか迷ったら不動産屋に相談するのがおすすめ
自分の生活にロフトがいるか・いらないか迷ったら不動産屋に相談してみましょう。ライフスタイルや予算をヒアリングし、最適な物件を紹介してくれます。
気軽に相談するなら、当サイト運営の「イエプラ」がおすすめです。LINEやチャットでやり取りするので、わざわざ交通費をかけて店舗に行く必要はありません。
業者専用のデータベースから物件を紹介するので、SUUMOやHOME'Sにはない未公開物件の紹介も可能です。予約も要らないので、ぜひ気軽に利用してみてください!
ロフト付き物件の内見ポイント
- ・ロフト部分のコンセントの有無
- ・換気用小窓や換気扇の有無
- ・はしごの角度や仕様
- ・ロフト部分における動きやすさ
- ・エアコンの取り付け位置
- ・エアコンの能力
- ・上階と下階からの音の聞こえやすさ
ロフト部分のコンセントの有無
スマホの充電やテレビの視聴でコンセントが必要です。コンセントがない場合、居室から延長コードで引っ張ってこなければなりません。
延長コードがぶら下がっていると見栄えも悪いので、ロフト内にコンセントがある物件がおすすめです。
換気用小窓や換気扇の有無
熱がこもりやすいロフトは、換気できる小窓や換気扇がある快適になります。実際に使ってみて、風通しのよさも確認しておくと安心です。
隣の物件と窓の距離が近い場合はカーテンが必要です。サイズを測っておき、入居当日から使えるようにしておきましょう。
はしごの角度や仕様
出典:https://smartplus.tokyo/product/lofty/
実際にはしごを上り下りして、ストレスがないかチェックしておきましょう。あまりにも急な角度や、足をかけて踏むところが細いはしごは使いづらいです。
上記画像のような階段タイプのロフトは上り下りしやすくておすすめです。収納付きなら新たに家具を買う必要もありません。
ロフト部分における動きやすさ
ロフト内で移動がしやすいか、立ったり座ったりしやすいかなど実際に動いて確認してみましょう。特に身長が高い人は注意が必要です。
エアコンの取り付け位置
エアコンはできる限り上に取り付けられている物件がおすすめです。ロフト部分にもエアコンの風が届きやすくなるからです。
またロフトの正面に向けて設置されているのが理想です。横向きだとエアコンの風が届かないことがあります。
エアコンの能力
エアコンはできる限り新しくて、能力が高いものがいいです。6畳のロフト付き物件の場合、目安として10畳用(2.8kW)以上あるとエアコンの効きが期待できます。
能力や製造年度は、室内機の下部に記載されています。わからない場合は不動産屋に聞いてみてください。
上階と下階からの音の聞こえやすさ
隣の壁だけでなく、天井と床の防音性も確認しておきましょう。ロフト付き物件は自分の部屋の天井と、上の部屋の床の距離が近いため音が聞こえやすいからです。
騒音が心配な人は最上階の角部屋がおすすめです。他人と隣り合っている壁や床が少ないため、騒音が軽減されます。
おすすめのロフト付き物件シリーズ
- ・レオパレス21
- ・グランエッグス
- ・ハーモニーテラス
- ・ハーミットクラブハウス
レオパレス21
出典:https://www.leopalace21.com/
レオパレス21はロフト付き物件の取り扱いが豊富です。一般的なものだけでなく、ベッドスペース専用のロフトもあります。ベッド下はウォークインクローゼットになっていて収納力抜群です。
グランエッグス
シマダアセットパートナーズが手掛けている「グランエッグス」シリーズもロフト付き物件が多いです。階段の作りや壁紙が非常にオシャレで、デザイン性重視で探している人におすすめです。
ハーモニーテラス
アパート経営の「シノケン」が展開している「ハーモニーテラス」シリーズです。シンプルモダンで都会的なデザインで人気があります。
二人暮らし向けの1LDKや2Kのロフト付きも取り扱っているので、同棲を考えているカップルや夫婦にもおすすめです。
ハーミットクラブハウス
「マックインターナショナル」が手掛けている「ハーミットクラブハウス」シリーズです。階段タイプのロフトが多く、上り下りにストレスがありません。
対面キッチンや室内物干しなど充実した設備で住みやすいです。機能性も重視したい人は検討してみてください。
ロフト付き物件であると便利なグッズ
- ・サーキュレーター(扇風機)
- ・すのこ
- ・除湿空気清浄機
- ・遮熱カーテン
サーキュレーター(扇風機)
サーキュレーターを使えば、エアコンの風を室内全体に行き渡らせるのに役立ちます。ロフト付き物件で使う場合、居室とロフトにそれぞれ1台ずつおいて空気を循環させると快適です。
すのこ
すのこを敷いて隙間を作ることで、通気性がよくなり湿気やカビ対策ができます。布団の下やクローゼットの中に敷いて使いましょう。
除湿空気清浄機
ロフト部分は風通しが悪く、湿気が溜まりやすいです。除湿機を置いて、快適な湿度を保つことをおすすめします。除湿機が難しい場合は、使い捨ての除湿剤でもOKです。
遮熱カーテン
遮熱カーテンは熱を反射する機能を持っており、室内が暑くなるのを防いでくれます。見た目はごく普通のカーテンなので、インテリア性を損ねることはありません。
ロフトで寝るのは良くない?
夏は熱中症の危険が高まる
熱がこもりやすいロフトで寝ると熱中症の危険が高まります。ロフト部分にエアコンの風が届かず、暑さで脱水症状を引き起こすからです。
エアコンを付けていても居室部分と比べると、ロフト部分のほうが5~8℃も高くなり、快適な温度を保つのが難しいです。
寝ぼけているときのはしごの上り下りで怪我する可能性がある
ロフト部分で寝る場合、はしごの上り下りは寝ぼけている状態です。その状態で不安定なはしごを上り下りすると、足を踏み外して怪我をする可能性が高くなります。
一人暮らしは怪我をしても自分1人で対応する必要があり生活が大変です。特別な理由がなければロフトで寝ることはおすすめしません。
ロフトで寝るメリット
- ・生活にメリハリが出る
- ・居室が広く使える
- ・冬は比較的あたたかい
生活にメリハリが出る
居室と寝室を分けることで生活にメリハリが出ます。居室で作業する場合でもベッドに行くには、はしごを上る必要があるためサボりやだらけ防止に繋がります。
居室が広く使える
ベッドや布団を置くスペースが節約できるので、居室が広く使えます。ワンルームや1Kだと置くのが難しいソファや大きめのテーブルを使いたい人におすすめです。
冬は比較的あたたかい
暖かい空気は上に溜まる性質があるため、冬は比較的あたたかく過ごせます。寒がりな人は秋~冬はロフト部分で寝ると快適かもしれません。
ロフトで寝たいなら物件選びが重要
ロフトで寝たいなら最初の物件選びが重要です。エアコンの風が届く作りか、換気扇や小窓があるか、安全に上り下りできる階段タイプになっているかを重視しましょう。
はしごタイプの場合は、グラグラせず安定感があるものを選んでください。
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