アリバイ会社で賃貸契約はしないほうがいい!その理由を徹底解説!
アリバイ会社で賃貸契約しても大丈夫?そもそもアリバイ会社ってなに!?といった疑問について徹底解説します。
アリバイ会社を使うかどうか迷っている人は参考にしてください!
僕個人としては利用はおすすめしません……。
宅地建物取引士
行政書士試験合格者
不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。
そもそもアリバイ会社とは?
アリバイ会社とは、収入や雇用形態・勤務先などを偽装してくれる会社のことです!
賃貸契約においては、入居審査に通るために利用されます。
利用するのは一般的に審査が厳しいと言われている、無職・フリーター・水商売・シングルマザーの人たちが多いですね。
入居審査は主に「家賃を毎月滞りなく支払ってくれそうかどうか」がチェックされるので、収入が安定していない人は審査に通りにくいんです。
ところがアリバイ会社を利用すれば、きちんと正社員で働いていて収入が安定しているように見せられるので入居審査に通りやすくなるというわけです。
アリバイ会社は、法人登記がされてるだけの「ペーパーカンパニー」だけでなく、実際に営業している会社を「協力会社」として提携してたりするみたいです。
審査が通りやすいように、依頼者に合わせてあの手この手でアリバイ工作してるんですね。
アリバイ会社の主なサービス
アリバイ会社は主なサービスは「偽書類の発行」と「在籍確認の電話対応」の2つです。
偽造作成してくれる書類はこんな感じ。
・源泉徴収票
・給与明細書
・内定通知書
・在籍証明書
・勤務証明書
・雇用証明書
・住宅補助証明
・社員証
・名刺
・持ち込み書類
かなり怪しいニオイがプンプンしますね……。
不動産屋や保証会社からの在籍確認の電話の対応は、さも依頼者が働いているかのように振る舞ってくれます。
とは言え、本当に働いているわけではないので「只今席を外しております~」とか「本日はお休みでございます」とかでお茶を濁します。
アリバイ会社の料金相場
料金はアリバイ会社や利用する期間によって変わってきますが、だいたいはこんな感じです。完全成功報酬プランの場合は、家賃(管理費込み)の0.5~1ヶ月分くらいのようです。
また、家賃が15万円以上など高額になると別途料金がかかるところが多いです。
項目 | 費用目安 |
---|---|
登録料 | 5,000~10,000円 |
基本料金(男性) | 17,000~20,000円 |
基本料金(女性) | 15,000~17,000円 |
書類作成 | 3,000~5,000円 |
在籍確認 | 5,000~10,000円 |
高級物件対応 | 15,000~30,000円 |
最低でも5~6万円はかかってしまいそうですね。家を借りるためだと思えば安いのか…?
アリバイ会社を使っても審査に落ちる可能性がある
アリバイ会社を使っても審査に落ちる可能性は大いにあります。
審査をする不動産屋や管理会社は、提出された書類や在籍確認の電話以外にもいろいろなところをチェックしています。
例えば、勤め先のホームページはよくチェックされるようですね!
デザインがよくあるテンプレだったり、業務内容が曖昧だったり、従業員の顔が一切出てないなど怪しげなサイトだとアリバイ会社の利用を疑われてしまいます。
あとは、入居審査の担当者の勘や経験、以前にも同じ会社名で偽造した人が居たなどの情報を持っていることもあるのです。
アリバイ会社を使ったのがバレたらどうなる?
アリバイ会社を使って賃貸契約をしたことがバレてしまった場合は、強制退去になる可能性が非常に高いです!
例え入居初日にバレてしまったとしても、即退去しろと言われて追い出されます。
ほとんどの賃貸の契約書には「入居申込書の内容に虚偽の事実が認められた場合、即本契約を解除する」といった内容が書かれています。
アリバイ会社を使って嘘をついているわけですがら言い逃れはできません。あきらめてさっさと退去しましょう。
ちなみに初期費用も戻ってきません。それどころか違約金を請求されたり、詐欺行為を訴えられることも…。
おまけに不動産屋からの信用も失ってしまいます。不動産業界は横のつながりが強いので、他のお店でも情報が共有されて部屋が借りにくくなってしまうこともあります。
踏んだり蹴ったりとはまさにこのことです。
アリバイ会社は勧められても使わないようにしよう
こんな感じでリスクだらけのアリバイ会社ですが、驚くことに不動産屋さんのスタッフから利用を勧められることもあります。
目先の利益しか考えてない不動産屋は、どんな手を使ってでも契約を成立させようとしてきます。
万が一バレてしまったとしても、被害を受けるのは依頼者だけなので不動産屋としては痛くも痒くもないからです。
正直アリバイ会社を使わなくても、信頼できる不動産屋で相談すれば部屋は借りられると思います。(暴力団関係者とかじゃなければ)
収入や勤め先が言いづらいならチャットで相談しよう
「収入や職業で審査に不安があるけど、面と向かって相談しづらいな…」という人は、チャットタイプの不動産屋で相談してみては?
スマホで気軽に相談できるので、言いづらいことも気軽に言いやすいですよ!
不動産屋はお客さんの味方なので、アリバイ会社を使わなくても審査に通りやすい方法や物件を提案してくれます!
とにかく嘘はつかずに正直にいろいろ相談してみてください!きっと良い部屋が見つかるはず!