礼金はダメもとで交渉すべし
最近は、礼金ゼロの物件が少しずつ多くなってきましたが、まだまだ礼金がかかる物件は多いのが現状です。
ちなみに関東では「礼金」ですが、関西では「敷引・保証金」と呼びます。そして関西のほうが、一般的に賃貸物件に引っ越すときの初期費用は多くかかることが多いです。
つまり、礼金よりも敷引・保証金のほうが高いということですね。とはいえ、礼金自体払っても特に意味があるわけでもなく、払わないにこしたことはありません。
礼金の交渉がしやすい物件
もし物件に1つでもデメリットがある場合、そこをついて交渉するという手もあります。
例えば
「駅から遠い」
「部屋の設備が古い」
「相場より家賃が高め」
「治安が悪くて不人気なエリア」
「前に部屋に住んでいた人の退居理由は、問題のある隣人とトラブルを起こしたことだった」
というような理由があれば、礼金がゼロになることも多々あります。
さらに、不動産屋で扱う物件が「元付け」だった場合はさらに交渉がうまくいくことが多くなります。
※元付けの意味は不動産屋の「元付け」と「客付け」の違いを参照してください。
礼金の交渉がしにくい物件
逆に礼金の交渉がしにくい物件というのはどんな物件かというと、
「駅から近い」
「新しい建物」
「人気のエリア」
「家賃が安めに設定されている」
というような場合には、借り手も多いので礼金の交渉は難しいと思います。
しかし、そもそも礼金というのはいくら払っても戻ってくることのないお金です。8万円の物件で礼金3ヶ月分、となっていたら24万円も支払わなくてはいけません。
これがもし大家さんとの交渉の結果、礼金が2ヶ月分になったら8万円の節約、1ヶ月分になったらなんと16万円もの節約になります。
交渉をすることで損をするということはなかなかないので、もし礼金が高いな、と感じたら交渉するようにしてみましょう。
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