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全保連の審査を徹底解説!電話がなくても保証会社に落ちたわけじゃない!

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全保連のアイキャッチ

全保連の審査は厳しいの?という疑問にお答えします!全保連にチェックされる項目や、審査に落ちる人の特徴を詳しく解説します。

審査に必要な持ち物と情報、全保連を使う場合の料金も紹介します。

審査に通るための、3つのコツを大公開します!ぜひ参考にしてください。

監修 舟木 啓太
宅地建物取引士
行政書士試験合格者

不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。

全保連の審査は滞納者に厳しい

全保連の審査は、滞納者に厳しいです。全保連や他の保証会社での家賃滞納歴がバレると、審査に落ちやすいです。

以前は、収入のある連帯保証人を立てれば審査は通りやすい会社でした。2020年4月の民法改正に伴い、自力で通過しないと難しい仕組みになっています。

また、収入が不安定な業種や非正規雇用の人は、厳しめに審査されると思ったほうが良いです。

全保連とは

全保連とは、CMでも有名な大手の家賃保証会社です。2020年3月末時点で全国に18拠点を構え、利用者数は累計263.9万件に達しています。

全国で4万8千以上の不動産屋が取り扱っているので、全保連の審査に通る人は、お部屋の選択肢は多いです。

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保証会社の役割について

保証会社とは、連帯保証人の役割を引き受ける会社のことです。審査に通れば、連帯保証人を立てずにお部屋を借りられます。

入居後に家賃滞納した場合は、保証会社が代わりに払ってくれます。家賃の回収は保証会社が担当するので、大家さんは安心して貸し出せます。

入居者は保証会社を自由に選べない

日本に保証会社は100社以上あります。しかし、入居者は保証会社を自由に選べません。どの保証会社を使うかは、大家さんや管理会社が決めているからです。

審査に落ちると、お部屋探しが1からやり直しになってしまいます。引越し時期が決まっている人は、入居が遅れないように、審査に通るお部屋を選ぶ必要があります。

特定の保証会社で滞納歴やトラブルがあると厳しい

保証会社は、審査の難易度によって大きく3種類に分けられます。審査が厳しい順に「信販系」「LICC加盟」「独立系」で、全保連はLICC加盟の保証会社です。

保証会社ごとの審査の難易度を比較した図

LICCとは「全国賃貸保証業協会」という組織の略称です。協会に加盟している会社同士で、家賃の滞納情報や入居中のトラブルを共有しています。

LICC加盟会社(2021年4月現在)
・全保連株式会社
・アーク株式会社
・株式会社アルファー
・興和アシスト株式会社
・ジェイリース株式会社
・ホームネット株式会社
・ナップ賃貸保証株式会社
・株式会社エイト賃貸保証
・エルズサポート株式会社
・株式会社近畿保証サービス
・賃住保証サービス株式会社
・株式会社ランドインシュア
・ニッポンインシュア株式会社
・株式会社ルームバンクインシュア

審査では、ネガティブな内容を把握されると落ちやすくなります。加盟会社で問題を起こしている人は、他の会社の審査も不利です。

例えば、ジェイリースで家賃滞納歴がある人は、全保連を使うのが初めてでも落ちやすいです。

保証料の未払いや、入居中のクレームなども影響する可能性があります。

過去の借金までは調査されない

もっとも審査が厳しい「信販系」の保証会社では、借金歴(信用情報)を調査されます。LICC加盟では、過去の借金歴までは調べられません。

信販系とLICC加盟の審査に落ちた人は、独立系の保証会社が使える物件がおすすめです。基本的に審査は甘く、会社ごとに独自の基準で審査してくれます。

大家さんの審査もある

保証会社の審査に通った後は、大家さんに審査されます。全保連のお墨付きがあれば、大家さんの審査も通るのが普通です。

しかし、大家さんの審査に通る確率は100%ではありません。大家さんとの契約に、連帯保証人を立てるように求められるケースもあります。

全保連の審査でチェックされる5つの項目

全保連の入居審査でチェックされる5つの項目を紹介します。滞納歴以外は一般的な内容です。

①家賃の支払い能力
②職業などの属性
③家賃の滞納歴
④預金残高
⑤人柄も審査される

①家賃の支払い能力

審査でもっとも重要なのは、家賃の支払い能力です。収入に対する家賃が適正かを審査されます。

一般的に、適正な家賃は「月の手取り3分の1」と言われています。超えると生活費が圧迫されますし、審査に落ちやすくなります。

例えば、月の手取りが21万円なら、家賃は7万円以下に抑えるべきです。以下の表も参考に、適正な家賃の物件を選んでください。

月の手取り 収入に対する家賃目安
18万円 約6万円
24万円 約8万円
27万円 約9万円
30万円 約10万円

基本的には、申込書に書いた収入で審査してもらえます。

通帳のコピーや源泉徴収票など、貯金や収入を証明するものを求められる場合もあります。

②職業などの属性

職業や年齢などの属性もチェックされます。個人事業主やフリーターなどの、収入が不安定なイメージがある職業は厳しく審査されます。

勤続3年以上の会社員や公務員は、収入が安定しているので審査に通りやすいです。しかし、勤続年数が短いと厳しめにチェックされます。

③家賃の滞納歴

全保連での家賃滞納や、LICCに加盟している保証会社での滞納履歴をチェックされます。

滞納を繰り返している人は審査に落ちます。初回の1回だけ支払いが遅れた人など、内容によっては審査に通る余地があります。

④預金残高

収入だけでは家賃の支払い能力を認められない人は、貯金残高の提出を求められます。無職やフリーターの人などです。

審査に通る残高の基準は公開されていないので、最低でも家賃2~3ヶ月分+初期費用の貯金を用意しておきましょう。

⑤人柄も審査される

審査では、電話対応の態度や不動産屋との接点で、人柄も見られています。乱暴そうな人や、態度の悪い人は審査に落とされます。

入居後のトラブルが予想できる人は、どのお部屋でも審査に落ちます。なるべく物腰を柔らかに、丁寧に接しましょう。

全保連の審査に通るための3つのコツ

全保連の審査に通るためのコツを、以下で3つ紹介します。

・無職の人はアルバイトでも働く
・預金残高に余裕があることを示す
・本人確認の電話にちゃんと対応する

無職の人はアルバイトでも働く

無職で働く気が無い状態だと、審査に受かる見込みはありません。アルバイトやパートでも、働いている状態で審査に臨んだほうが良いです。

就職活動について前向きに説明できるようにしましょう。内定がある人なら、内定通知や雇用契約書を出せば審査に通りやすいです。

預金残高に余裕があることを示す

貯金が多いほど、家賃の支払い能力の説得力が増します。全保連は基準が非公開ですが、一般的に家賃の2年分(24ヶ月分)の残高で、家賃の支払い能力を認めてもらえます。

例えば、6万円の家賃なら144万円以上の残高があると安心です。

ちなみに、貯金が300万円以上あれば、選べるお部屋の幅が広がります。一定ラインの貯金で、審査を通してくれる管理会社があるからです。

本人確認の電話にちゃんと対応する

本人確認の電話は、省略されるケースもあります。しかし、着信があった場合は、すみやかに折り返さないと審査が進みません。

全保連の場合は「098」か「050」から始まる番号から電話がかかってきます。2~3日放置していると、審査に落ちるので気を付けましょう。

話すときは、聞かれたことに答えれば大丈夫です。自分から余計なことを話すと、審査に落ちやすくなります。

全保連の審査に必要な書類

全保連の審査は「本人確認書類」があれば進めてもらえます。本人確認書類として認めてもらえる書類を、以下にまとめました。

本人確認書類(どれか1つ)
・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・住民基本台帳カード

職業などの属性によって、追加書類が必要です。

必要に応じて該当するものを提出
・源泉徴収票(給与所得者)
・確定申告書類(自営業)
・年金受給証明書(年金受給者)
・通帳(残高審査、無職)
・失業保険受給証明書(無職)
・内定通知書、採用通知書など(内定者)
・学生証、合格通知書(学生)
・親権者同意書(未成年)※専用書式あり
・在留カード(外国籍)
・特別永住者証明書(外国籍)
・生活保護受給証明に関する書類(生活保護)

書類の不足や不備は、不動産屋が案内します。提出を求められた書類は、すぐに対応するようにしましょう。

1点でも不備があると、審査には入りません。提出を求められてから2~3日以内に対応できないと、一旦キャンセル扱いになることが多いです。

全保連の審査に必要な情報

全保連の申し込みに必要な情報は、氏名、生年月日、住所、携帯電話番号、勤務先の情報などの、一般的な内容です。

勤務先の正式名称、住所(本社、勤務地)、電話番号(本社、所属部署)、勤続年数を、メモしておくと良いです。

緊急連絡先として親族の情報が必要

緊急連絡先として、親族の情報も必要です。親兄弟に、緊急連絡先を引き受けてもらえるように事前に話しておいてください。

緊急連絡先の情報は、関係性(続柄)、氏名、生年月日、住所、携帯電話番号の記入が必要なので、メモしておきましょう。

また、本人確認の電話が入る可能性を伝えておくとスムーズです。

全保連の審査に必要な日数は2~3日

全保連の審査自体は、不備なく書類が揃えば1~2日で終わります。大家さんの審査や、本人確認の電話に時間がかかると、スケジュールが後ろ倒しになります。

土日も9:00~18:00で審査は稼働しているので通常は2~3日で結果が出ます。

2~3日経過しても連絡が無い場合は、不動産屋に経過を確認してみてください。審査が止まっている理由が、申込書の空欄の確認など、すぐ対応できる内容かもしれません。

全保連を使う場合の費用

全保連を使うための保証委託料(以下、保証料)は、1年毎の継続保証料の有無でプランが異なります。一般的な内容を、以下にまとめました。

1年毎に継続 初回のみ
初回保証料 家賃の30~50% 家賃の80~100%
継続保証料 1万円 なし

選べるプランや金額は、物件によって異なります。大家さんや管理会社が決めているので、必ず不動産屋を通して金額を確認してください。

長く住むなら初回のみがお得

初回のみのプランは、長く住む場合にお得です。総家賃7万円のお部屋で、比較してみます。

以下の条件で保証料を比較
・総家賃7万円
・初回のみなら初回保証料100%
・1年毎に継続なら初回保証料50%
年数 1年毎に継続 初回のみ
初回 35000円 70000円
1年後 10000円 -
2年後 10000円 -
3年後 10000円 -
4年後 10000円 -
合計 75000円 70000円

例の場合だと、4年以上住むなら初回のみのほうがお得です。プランを選べる場合は、住む年数の見通しを立てて決めましょう。

自分の滞納情報が登録されているか調べられる

LICCに滞納情報が登録されているとしたら、5年前までの内容です。保存期間があるので、例えば10年前の滞納は影響しない可能性が高いです。

自分の家賃滞納は、LICCに照会できます。5年以内の家賃滞納に心当たりがある人は、確かめてみるのも一つの手です。

平日に全国賃貸保証業協会「開示相談コーナー」へ行くか、郵送の手続きで開示してもらえます。ちなみに、1100円程度の手数料がかかります。

調べたあとの対処方法は2つある

LICCに滞納記録が登録されていることがわかったら、自分でできる対処は2つあります。

滞納が誤情報なら、照会から2ヶ月以内に「調査依頼」できます。誤りならデータベースから消してもらえます。

滞納が事実の人は、滞納情報について50文字以内の「本人コメント」ができます。

データベースに「不動産屋の案内漏れで初回家賃が遅延」のように登録できます。審査にプラスになる可能性があるので、試して損はありません。

全保連の審査に落ちた場合の対処法

残念ながら全保連の審査に落ちてしまった場合、以下の対処法を試しましょう。

・代理契約できないか相談してみる
・保証会社を変えて再チャレンジ
・通りやすい保証会社が使えるお部屋を探す

代理契約できないか相談してみる

自分の名義で審査に通らないときは、収入のある親兄弟に「代理契約」してもらえないか相談しましょう。

代理契約とは、契約者と住む人が異なる契約のことです。代理契約できる物件は限られるので、難しい場合は次の手段へ進みます。

▶賃貸の代理契約について詳しくはこちら

保証会社を変えて再チャレンジ

別の保証会社が使える場合は、保証会社を変えて再チャレンジできます。その際は、LICC加盟ではない保証会社を使うべきです。

不動産屋は審査の基準に詳しいので、通りやすい保証会社を勧めてくれます。保証会社ごとに使用料金が異なるので、必ず確認しましょう。

▶審査の甘い不動産屋について詳しくはこちら

通りやすい保証会社が使えるお部屋を探す

保証会社を変えて再チャレンジできなかった場合は、物件を変える他ありません。

審査落ちを繰り返すのは時間の無駄なので、探し直す場合は、審査に通りやすい独立系の保証会社を紹介してもらいましょう。

審査が不安なら不動産屋に相談すべき

審査に通るために大切なのは、自分の状況を正直に伝えて不動産屋を味方につけることです。

おすすめはチャット不動産屋「イエプラ」です。アプリをインストールすれば、プロの不動産屋にチャットやLINEで気軽に相談できます!

「過去に滞納歴がある」「何度も審査に落ちた」などの相談にも、親身に対応してくれます。

スーモやホームズには載っていない未公開物件もあるので、選択肢が多いです。物件探しと審査の対策をまとめて進められます。

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