ブラックリストは入居審査に影響する?不安な人への解決策も徹底解説!
ブラックリストは賃貸の入居審査に影響がある?という疑問にお答えします!保証会社によって異なる、審査でチェックされるポイントなどを徹底解説します。
審査に通りやすい保証会社の種類や、審査に落ちてしまったときの対処法もご紹介します。
クレジット支払いや携帯代の滞納歴があって、審査に通るか心配な人は参考にしてみてください!
宅地建物取引士
行政書士試験合格者
不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。
目次
ブラックリストの人は信販系の保証会社審査が厳しい
ブラックリストの人は「信販系の審査」に影響が出る場合があります。ブラックリストとは、借金やカードなどの滞納歴が「信用情報機関」に登録されていることです。
クレジット支払いの滞納はもちろん、公共料金や携帯の本体代金の未払いでも、ブラックリストに載る可能性があります。消費者金融や車のローンも同様です。
入居審査では家賃の保証会社(以下、保証会社)を利用するのが一般的です。保証会社は以下の図のように、審査が厳しい順に「信販系」「LICC加盟」「独立系」の3種類に分けられます。
ブラックリストが影響するのは主に「信販系」の保証会社です。信販系の保証会社では、信用情報を確認されるので、ネガティブな情報が載っていると審査に落ちます。
他の保証会社や大家さんと管理会社は、信用情報を確認しません。信販系の保証会社を避ければ、ブラックリストの人でもお部屋は選べます。
保証会社は自分では選べない
使用する保証会社は自分では選べません。お部屋を管理している大家さんや管理会社が決めているからです。
過去の滞納歴に不安がある人は、不動産屋に正直に相談してください。最初から審査に通らないお部屋を避けて候補を絞れば、効率的にお部屋が探せます。
主な信販系の保証会社一覧
信販系の保証会社では、過去のクレジット支払いや家賃滞納などを信用情報機関に確認して審査しています。
以下に、主な信販系の保証会社をまとめたので、参考にしてください。
・株式会社アプラス
・株式会社セディナ
・株式会社ジャックス
・株式会社エポスカード
・ライフカード株式会社
・株式会社オリエントコーポレーション
クレジットカードを作る物件も審査が厳しい
お部屋を借りる条件として、クレジットカードの作成が必要な物件にも注意してください。クレジットカードが作れるか否かで、家賃の支払い能力を審査されるケースがあるからです。
大手不動産屋のうち、大和リビングやピタットハウスなどでお部屋を借りる際には、クレジットカードを作成します。
自己破産などでクレジットカードが作れない人は、カード作成が必須のお部屋は避けましょう。
独立系の保証会社は審査が甘い
審査の厳しい信販系の保証会社に比べて「独立系」と呼ばれる保証会社は審査が甘いです。独自の基準で審査をしていて、ブラックリストに登録されているかを確認しないためです。
信販系の保証会社で審査に落ちた人でも、家賃や初期費用を支払える収入が示せれば審査に通る可能性が高いです。
以下で、審査が甘いとされている独立系の保証会社を紹介します。
・フォーシーズ株式会社
・株式会社Casa(カーサ)
・日本セーフティー株式会社
・日本賃貸保証株式会社(JID)
・株式会社オーロラ
・株式会社イントラスト
・ハウスリーブ株式会社
「フォーシーズ」は、もっとも審査が甘いと言われています。公式HPによると、2021年2月の審査通過率は99.21%でした。
Casa(カーサ)や日本セーフティーも審査が甘いことで有名です。ブラックリストの人でも、独立系の保証会社が使える物件に絞ればお部屋は選べます。
独立系でも審査に落ちたときの対処法
独立系の保証会社でも審査に落ちると、お部屋の選択肢は狭まります。対処方はあるので、以下で3つ紹介します。
・保証会社を使わないお部屋を探す
・収入のある親族に代理契約してもらう
保証会社を変えて再チャレンジする
大家さんや管理会社によっては、保証会社を変えて再審査してもらえます。例えば、カーサに落ちてもフォーシーズなら通る場合があるからです。
利用可能な保証会社が何種類あるかは、お部屋によって異なります。最初の審査に落ちると受付してもらえないケースもあるので、不動産屋の案内に沿って対応しましょう。
保証会社を使わないお部屋を探す
保証会社が不要の物件も狙い目です。連帯保証人を用意できれば、保証会社を使わずにお部屋が借りられます。
親族の職業や収入を審査されます。安定した収入がある親族に、事前に相談しておきましょう。
収入のある親族に代理契約してもらう
親族の名義で「代理契約」してもらう手段もあります。大家さんが「親名義だったら貸しても良い」と判断した場合は、連帯保証人を立てるよりも有効です。
連帯保証人をお願いする際には、もしかすると契約者になってもらう可能性もあわせて相談しておきましょう。
ブラックリストの情報は5~10年で削除
ブラックリストに情報が載っても、5~10年で削除されます。信用情報に傷がある人でも、時間が経てば消してもらえるのです。
保存期間は5年が基本で、クレジットカードの61日未満の滞納など、比較的軽めの滞納なら2年程度で削除されるケースもあります。
信用情報を確認する方法
ブラックリストに載っているか心配な人は、自分の信用情報を確認しましょう。
以下の3つの信用情報機関では、管理されている情報を自分でも確認できます。
・株式会社日本信用情報機構(JICC)
・全国銀行個人信用情報センター(JBA)
上記の信用情報機関ごとに、加盟している金融機関が違います。過去の借金をどこで借りたかによって、照会する機関が異なるので要注意です。
パソコンやスマホからも、簡単に情報を取り寄せられます。郵送や窓口でもできるので、自分に合った方法で確認してみてください。
料金は500~1000円程度かかります。近くに窓口があれば、窓口で手続するのが1番安くておすすめです。
不動産屋が独自で管理するブラックリストもある
不動産屋が独自にブラックリストを作成している可能性があります。入居中のクレームや家賃滞納など、過去にトラブルを起こした人に貸さないためです。
また、保証会社も同様の理由で家賃滞納歴や近隣トラブルを管理して、入居審査時に照らし合わせることがあります。
入居中のトラブルに心当たりがある人は、いつ、どのようなトラブルを起こしてしまったかを不動産屋に伝えましょう。
審査が不安なら不動産屋に相談すべき
審査に通るために大切なのは、自分の状況を正直に伝えて不動産屋を味方につけることです。
おすすめはチャット不動産屋「イエプラ」です。アプリをインストールすれば、プロの不動産屋にチャットやLINEで気軽に相談できます!
「過去に審査に落ちてしまった」などの相談にも親身に対応してもらえます。審査に強い担当者も紹介できますし、希望に合った独立系の保証会社が使える物件も紹介してくれます。
スーモやホームズには載っていない未公開物件もあるので、選択肢が多いです。お部屋探しと審査の対策がまとめて進められます。